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ストレスと不眠症の関係について

 
ストレスと不眠症は、密接な関係にあります。
ストレスがあると、睡眠が浅くなったり、途中で目覚めてしまいやすくなります。睡眠が浅くなると、朝起きたときに熟睡感がなく、眠気を感じやすくなることに。緊張や大変なことがあると、きちんと睡眠時間を取っていても、寝不足のようになってしまうのです。ストレスによって眠れなくなる不眠を、ストレス性睡眠障害といいます。

ストレスが不眠症を引きおこすのは、なぜでしょうか?
それは自律神経系統とホルモンの分泌において、新たな変化があるからです。まず脳にストレスがかかるのは、奥深くにある大脳辺縁系という場所。ここは感情が起こる元です。ここが興奮すると、その情報は間脳の視床下部に伝わります。ご主人様(?)がストレスを受けているらしいから、体にも準備をさせようとするのです。

脳の視床下部は、自律神経とホルモンの中枢であり司令塔です。
ストレスに対処するために、自律神経系統では交感神経を優位にします。そしてアドレナリン・ノルアドレナリンを分泌させて、血糖値、血圧、脈拍を上昇させます。ホルモンでは脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌し、コルチゾールを分泌させます。こちらも血糖値を上昇させ、炎症や痛みを少なくします。

もし寝る前に、こんな状態になったら、ストレスが不眠症を引きおこすことは容易に想像できるでしょう。軽いストレスなら、むしろ心地よい疲労となって、睡眠に入るときの体温の低下やメラトニンのホルモンが、打ち消してくれます。ところがストレスが長く続いたり、それが激烈であったりすると、大脳辺縁系が興奮しつづけます。そのため、どうしても視床下部が、自律神経やホルモンを使って、ストレスに対処しようとして信号を発するのです。これはパソコンの命令と一緒ですね。

間違った指令を出しても、パソコンはそれを忠実に実行します。寝たいと思っていても大脳辺縁系が興奮していると、視床下部はそれを忠実に実行に移すわけです。

このように不眠症になりがちなストレスですが、同時に脳内に眠らせる物質が作られます。気持ちが張りつめて眠れなくなると同時に、頭がボーッとして眠くなるという相反するような作用も起こるのです。一見矛盾するような作用ですが、どちらが出てくるかは人によって、またストレスの程度によっても違うでしょう。

 


ストレスで不眠症になってしまったときの対策法としては、大元である大脳辺縁系を静めるか、自律神経やホルモンをコントロールするしかありません。辺縁系を静めるには、何か別のプラスになることを想像したり(大自然、海辺の波の音など)、プラスの方向に捉えて処理する(プラス思考)などがあります。ちなみに現在の睡眠薬の主流であるベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、大脳辺縁系の興奮を鎮める作用が主体になるので、非常に安全になっています。

自律神経やホルモンのほう、つまり「下から」コントロールするには、体をリラックスさせることがポイントです。それには全身の力を抜いたり、ストレッチをしたり、簡単な体操をするとよいでしょう。また呼吸法も役立ちます。腹式呼吸をすると、だんだんと副交感神経が優位になってくるのです。また爪もみ療法も効果的です。ホルモンコントロールでは、牛乳からトリプトファンを摂取したり、ケールの青汁からメラトニンを取り入れる方法があります。

ストレスで不眠症だからといって、ここでアルコールに頼ったり、タバコを吸ったりすると一時的にはいいかもしれませんが、結局は夜中に目覚めたりして寝付けなくなります。なるべくものを食べないほうがよいですが、どうしてもというなら、ホットミルクやシリアル、パンなどの炭水化物を軽く摂る程度がいいでしょう。

 


ストレスで不眠症気味になると、長い眠りが必要になります。
これはストレスを処理する眠りがレム睡眠だからです。ノンレム睡眠は、免疫力を高めたり、体の傷んだ細胞を修復する役割がありますが、レム睡眠は記憶や心をメンテナンスするのです。一晩寝ると、嫌なことの記憶が少し和らぐのも、レム睡眠のおかげです。レム睡眠は長い時間眠らないといけません。そのためストレスが強いときは、長いレム睡眠が必要となって、睡眠時間が伸びるのです。

ストレスによる不眠症は、もとになる問題が解決すれば、スンナリ眠れるようになります。しかし、ときには問題が長引いてストレス性睡眠障害が続くことがあります。そんなときは、友人に相談したり、睡眠の専門医の診察を受けましょう。ちなみに女性のほうが、ストレスに対処する能力が高いといわれています。これは女性ホルモンのエストロゲンが関係しています。これは月経周期の卵胞期に分泌される、女性を元気にするホルモン。ですからエストロゲンの分泌量が低下する更年期になると、女性であってもストレスの対処能力が低下してくることになります。
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